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宅配ボックスを置くだけじゃない!使い勝手を追求した玄関周りの外構設計

外構工事の本来の役割と玄関の位置づけ

家の外構工事とは、単に「見た目をよくする」「敷地を囲う」といった外観上の目的だけでなく、住まい手の毎日の動線、利便性、防犯性、そして四季を通じた環境への適応までを考慮に入れるべき総合的な「住環境設計」です。特に玄関は、家の内と外をつなぐ「第1の出入口」であり、家に入る・出るたびに触れる場所。ここが使いやすく、安全で、ストレスが少ないものであるかは、日々の暮らしの満足度に直結します。だからこそ、単なる「宅配ボックス設置」などの流行だけで終わらせず、玄関まわりを丁寧に設計することが大切です。

一方で、「玄関周りの外構といえば宅配ボックス!」というイメージが先行しがちですが、それだけでは不十分です。宅配ボックスは確かに便利で、ネット通販の増加とともに需要が高まっています。しかし宅配ボックスだけあっても、玄関アプローチが狭くて雨の日に不便だったり、水はけが悪くてぬかるみが生じたり、防犯照明が弱くて夜間の帰宅が不安だったり、さらには荷物を入れた後の動線が考慮されていなければ、利便性は半減してしまいます。

そのため真に「使い勝手を追求した玄関周りの外構設計」は、宅配ボックスを核にしつつ、それを取り巻く動線、環境対策、防犯、見た目のバランスなどを包括した設計であるべきです。

日々の動線を意識した設計とは

宅配ボックスを置くなら、そこに荷物を受け取りに来たときの動線と、荷物を室内に移すときの動線、その両方をシームレスに想定する必要があります。たとえば、配達員が玄関横に宅配ボックスを置きやすく且つ通行人や郵便受けの位置とぶつからないようなアプローチ設計。さらに、住人が帰宅後、手荷物や買い物袋を持って玄関から家のなかに入る — その流れがスムーズになるよう、玄関ドアから駐輪スペースや駐車スペース、門扉までの距離と段差、スロープの有無などを慎重に設計します。

特にお子さま連れや高齢者、荷物が多い家族などの場合、段差が多いと転倒のリスクが高まり、雨で地面が滑りやすくなっていると危険です。そこで、たとえば玄関前のアプローチを緩やかなスロープにしたり、階段の踏み幅や蹴上げを安全に設計したりすることで、安全性と利便性を高められます。また、雨風を避けつつ荷物を置ける「屋根付きのポーチ」や「庇付きの宅配ボックス設置スペース」を設けることで、天候の悪い日でも快適に荷物の受け取りと室内への移動が可能になります。

宅配ボックス以外の「+αの工夫」がもたらす快適性

宅配ボックスは確かに便利ですが、玄関周りをより使いやすく、愛着ある空間にするためには、以下のような外構デザインの工夫が重要です。たとえば、靴や傘、子どもの外遊び道具などを置ける「屋外収納スペース」をさりげなく設けることで、室内に余分な荷物を持ち込まずにすみ、玄関周りがすっきり保てます。さらに、雨や雪の日でも滑りにくい舗装材や、雨水が玄関前にたまらないよう勾配と排水設計を考えておくことで、長く快適な使い勝手が維持できます。

また、防犯と安心感の向上のために、夜間の帰宅時に自動点灯するセンサーライトや、防犯カメラの設置を前提に配線を隠せるよう工夫しておくこともひとつの選択肢です。そして、植栽や花壇、シンボルツリーなどを適度に配置することで、家の顔としての「迎賓性」と「季節感」を演出できます。それは単なる装飾ではなく、住まいに帰るたびに気持ちが和む「居場所感」の創出につながります。

宇都宮・栃木県という地域ならではの環境を考慮する

栃木県、特に都市部である宇都宮市を含む地域では、四季の変化がはっきりしており、冬は雪や凍結、夏は強い日差しや夕立など、気候条件が玄関や外構に与える影響は無視できません。たとえば冬季には、駐車スペースから玄関までのアプローチが雪や氷で滑りやすくなったり、融雪や除雪がしやすい設計が求められたりします。屋根のないポーチや宅配ボックス置き場では、積雪や雨水で壊れやすくなる可能性もあります。

そのため、屋根付きの庇や、雪が積もりにくい形状、排水性の高い舗装、滑り止めのある素材など、気候を踏まえた素材選びと構造設計が必要です。そして夏には、直射日光を和らげる日除けや植栽の位置、雨どいや風通しも考慮すべきでしょう。さらに、都市部では隣家との距離が近いため、目隠しフェンスや境界ブロックの配置、プライバシーの確保、防犯性の確保も忘れてはなりません。

こうした地域の気候や土地条件、住環境を踏まえずに設計してしまうと、見た目だけ整っても「冬に滑りやすく危ない」「水はけが悪く雨が降るとぐちゃぐちゃ」など、住んでから後悔するケースが少なくありません。だからこそ、地域をよく知る「栃木県 外構工事」のプロに依頼する価値があります。

プロに依頼するなら — 施工会社選びの視点

玄関まわりの外構工事を検討する際には、設計力と施工技術だけでなく、住まい手のライフスタイルや将来を見据えた提案力を持つ業者を選ぶことが大切です。たとえば、荷物の受け取り頻度や家族構成、将来的な車いすやベビーカーの利用などをふまえ、「いまだけ」ではなく「これから先」の使い勝手も考慮してくれるか。あるいは、宇都宮や栃木県の気候や暮らしの実状に合わせた素材選びや排水設計の経験を持っているか。

また、設計図面に意匠だけでなく、動線・水はけ・照明・電気配線・排水・フェンスの高さなどを細かく落とし込んでくれるかを確認するのもポイントです。施工後の保証やアフターメンテナンスを明示しているかどうかも、安心して長く暮らすためには重要です。こうした観点をもって業者を比較すれば、「ただ宅配ボックスを置く」「とりあえず見た目を整える」だけの外構にならず、真に“使い勝手がよく、将来も安心な”玄関周りが実現できます。

まとめ — 宅配ボックスはスタート地点。快適な玄関には“設計の本気”を

現代の住まいにおいて、宅配ボックスは確かに便利であり、多くの家庭で導入の対象となっています。しかし、本当に快適で使いやすい玄関まわりとは、宅配ボックスをただ置くだけでは実現しません。動線の設計、安全性、雨風への配慮、地域の気候・地形の対応、照明や防犯、そして住む人のライフスタイルや将来を見越した設計。それらを総合的に考えて形にするのが、「外構工事・エクステリア工事」の本来の姿です。

特に栃木県、そして宇都宮周辺に暮らす皆さまにとっては、地域独特の気候や生活スタイルを理解した業者に依頼することが、快適で安心な住まいづくりの第一歩です。そして、そうした住まいづくりをサポートするのが、信頼できる設計と施工のパートナーを選ぶ力。

もし「ただ便利な宅配ボックス」ではなく、「家族みんなが安心して使える、使い勝手の良い玄関外構」を考えているなら、まずは「何を」「どのように」使いたいかを明確にして、その想いを形にしてくれる業者に相談してみてください。きっと「帰るたびに心地よさを感じる」玄関が、その先に見えてきます。

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