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クローズド外構でも圧迫さを感じないコツ

はじめに

近年、防犯性やプライバシーの観点から「クローズド外構(外から見えにくい外構)」が人気を集めています。しかし、塀やフェンスで囲われた空間は、どうしても閉塞感や圧迫感を与えてしまうことがあります。特に都市部の住宅地では敷地も限られており、うまく設計しないと居心地の悪さを感じることにもなりかねません。

今回は、クローズド外構であっても圧迫感を軽減し、快適な住環境を実現するためのコツをご紹介します。

素材と色で“抜け感”を演出

まず大切なのは、塀やフェンスに使用する素材と色の選び方です。完全に視線を遮る必要がある場合でも、あえて「透け感」のある素材を取り入れることで圧迫感を抑えることができます。

例えば、スリットの入ったフェンスや格子状のスクリーンは、外からの視線を遮りつつ、光や風を通す効果があり、空間に柔らかさをもたらします。また、明るい色味の素材(白、ベージュ、ライトグレーなど)を使用することで、視覚的な開放感が得られます。

特に木目調のアルミ材は、自然の温もりを演出しつつ、耐久性にも優れており人気のある選択肢です。

高さのバランスを意識する

クローズド外構では、プライバシー確保のために高い塀を設けがちですが、全面が同じ高さだとどうしても圧迫感が出てしまいます。

そこでおすすめなのが、高さに変化をつける設計です。例えば、目隠しが必要な部分(隣家との境界や道路側)には高めの塀を配置し、逆に人目が気にならない部分には低めの塀や植栽を配置することで、視線が上下に抜けて広がりを感じられます。

また、塀の上部をガラスやポリカーボネートなどの透明素材にすることで、遮蔽性を保ちつつも光を取り入れる工夫も有効です。

グリーンの力を借りる

植物は、空間に柔らかさと潤いを与える大切な要素です。塀やフェンスに沿って植栽を配置することで、人工物の無機質さを和らげ、自然との一体感を生み出します。

特におすすめなのは、常緑樹や下草、ツル性植物などをバランスよく取り入れること。ツル性植物(アイビーやヘデラなど)はフェンスに這わせることで、自然な目隠しとしても機能しますし、季節感も楽しめます。

さらに、植栽の高さやボリュームを調整することで、空間にリズムが生まれ、視覚的な窮屈さを軽減できます。

ライトアップで夜の印象を演出

夜間における外構空間の演出も、圧迫感を減らすために非常に重要です。クローズド外構では、光の使い方によって空間の表情が大きく変わります。

例えば、足元を照らす間接照明や、植栽をライトアップすることで、奥行きや立体感が生まれ、塀で囲まれた空間でも開放感が得られます。防犯面でも効果があり、一石二鳥の工夫です。

明るすぎない、温かみのある光を選ぶことで、リラックスできる夜の庭時間を楽しむことができるでしょう。

視線のコントロールとゾーニング

「完全に外から遮断したい」という気持ちは分かりますが、必要以上に閉じることで逆にストレスを感じることもあります。

そこで、敷地のゾーニング(エリア分け)を工夫することが大切です。たとえば、玄関前はある程度開放しつつ、リビングの前だけをしっかりと囲うことで、メリハリのある空間構成が可能になります。

視線の通り道(ビューライン)を意識して設計することで、目線が抜けるポイントが生まれ、圧迫感を大きく軽減できます。

まとめ

閉じながら開くデザインの工夫を

クローズド外構は、安心感やプライバシーを確保する反面、閉塞感とのバランスが難しいスタイルでもあります。しかし、素材・高さ・植栽・光・ゾーニングといった要素を丁寧に計画することで、快適で心地よい空間を作り出すことができます。

外構は家の第一印象を決める重要な部分です。だからこそ、“閉じながら開く”というデザインの視点を持ち、暮らしやすさと美しさの両立を目指しましょう。

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